「走れメロス」

「走れメロス」

この太宰治の短編小説をご記憶だろうか?
昔、小学生のころ国語の教科書で目にしたことのある作品
だと思います。

今年も箱根駅伝を目頭を熱くしながらテレビ観戦して
いましたが、ふと「走れメロス」を思い出しました。

処刑されるのを承知の上で友情を守り走ったメロスが、
猜疑心の強い王に信頼することの尊さを悟らせる物語が
「走れメロス」であれば
勝てないタイム差をも承知で襷を繋ごうとするランナー達
の絆が、観る人の胸を焦がし熱くさせるのが「箱根駅伝」
だろう。

今年の箱根の覇者は青学だったが、箱根を目指す他大学の
チームや、エントリーに漏れたすべての走者の姿や想いに
胸が震えた。

まさにリアル メロスの集団が箱根に係わった走者だった
と思います。