「十五夜」と「十六夜(いざよい)」

「十五夜」とは、旧暦8月15日の夜のことを指す。
「中秋の名月」とも言われ、平安時代頃から月を鑑賞しながら お供え物をして感謝や祈りを捧げるようになったという。穀物の収穫に感謝し、団子を月に見立て15個供え、たわわに実った稲穂を見立てたススキを飾り 神様に祈りを捧げる粋な行事だ。

ところで「十六夜」という言葉をご存じだろうか?「いざよい」と読む。
月の満ち欠けは 新月から満月まで15日、満月から新月まで15日 のサイクルで繰り返す(厳密には少しずれる)。

旧暦では新月が毎月1日となるため、新月から数えて15日で満月になる。
だから月齢15日目の満月を「十五夜の月」ともいう。
そして次の新月に向かい、僅かに欠け始める16日目を「十六夜(いざよい)」という。

2022年の「十五夜」は  9月10日
2022年の「十六夜(いざよい)」は  9月11日

どっちも満月に見えると思いますが