激痛を伴う病気
激痛を伴う病気
痛みにもいろいろな種類があるが、最も痛いと言われる病気は何かご存じだろうか?三大激痛と言われる病気は諸説あるが「尿管結石」・「群発頭痛」・「心筋梗塞」だそうだ。
「尿管結石」は脂汗が出て身動き取れなくなり、背部の痛みが半端なく、吐き気も催します(自分も経験して救急車に乗りました)。石が流れたら嘘のように痛みが無くなります。経験上相当やばい痛みです。「石」侮るなかれ。
「群発頭痛」は三叉神経が原因で起こる側頭部、前頭部、目の奥などに広がって生じる病気です。歯科の領域でも「三叉神経痛」は群を抜いて痛みが強いとされます。風が当たる刺激だけでも蹲るほどの痛みを感じます。(よく歯の痛みと間違える事が多い痛みです)
「心筋梗塞」は「胸が締め付けられるような激しい痛み」が突然起こり、15分以上持続すると言います。冷や汗、吐き気、呼吸困難などの症状を伴います。血液の流れが悪くなり、心臓の筋肉が壊死を起こしてしまうことによって起こる病気です。
他の激痛を伴う病気
「三叉神経痛」:歯の神経を直接触れるような痛みが周期的に起こります。ちょっとした刺激で(風があたっただけでも)うずくまってしまうほどの激痛が何回も発生します。歯科の領域でも痛さはダントツだと思います。
「虫歯」:歯の中の神経が露出してしまい、直接神経に触れたり、温度刺激などによって針で刺すような激痛を生じます。歯医者が嫌いになる一因です。
「痛風」:プリン体が分解されてできた尿酸が関節の中で結晶化して痛みを引き起こす病気です。足の親指の付け根の痛風は痛みで歩行困難になるほどだと言います。経験した人の話では相当痛いようです。
「動脈乖離」:胸部の引き裂かれるような強い痛みを生じると言います。血管壁が裂ける時に血管壁周囲の神経が刺激されて痛むようです。
「陣痛」:出産前に起る子宮収縮の痛みで男性にはわからない相当な痛みのようです。
「がん」:特に骨転移を生じると腰や背中に強い痛みを生じると言います。
骨転移防止のためビスフォスフォネートという薬剤を使用すると、歯科の領域で極めて難治性(ほぼ直らないと言ってよい)の顎骨壊死の副作用を起こしてしまう恐れがあります(壊死部の痛みはありません)。しかし通常、生死に関わる「がん」の内科的投薬が優先されます。「がん」の進行が進み、免疫力が落ちると顎骨壊死の進行も早まってしまいます。( BRONJ / MRONJ )
痛みにもいろいろありますが、あまり経験したくはありませんね…