『十日夜』(とおかんや)
『十日夜』と書いて「とおかんや」又は「とおかや」と読む
月の満ち欠けを基本にする旧暦で毎月新月から10日目の夜のことを言うが、特別に旧暦10月10日(新暦では11月10日)を『十日夜』(とおかんや)と言うらしい。
旧暦と新暦には約1か月のズレが生じるようだから、今年の新暦での『十日夜』は11月10日になるという。
この『十日夜』は稲刈りが終わる時期であり、収穫に感謝し、翌年の豊穣を願って田んぼの神様に感謝する日らしい。お米が店頭に並ばない時期が一時あったが、この日はくらいは田んぼの神様や米農家の人たちに感謝すべきである。
月の初めが「新月」で、3日目が「三日月」、13日目が「13夜」、10日目が「十日夜(とおかんや)」、15日目が「15夜」の満月、16日目が「16夜(いざよい)」、30日めが「三十日(みそか)」と、旧暦の方が風情のある名前で なんか雅だ。昔の人の感性,洒落心は素晴らしい。
釣りをやってると潮の満ち引きが気になり、潮見表で満潮干潮の時間や、大潮をチェックするので あながち旧暦とは無関係ではない。
大潮は、潮の干満の差が最も大きくなり、満月や新月の前後4日間に月の引力で起こる現象だ。大潮の時間帯は潮の流れが速くなり、魚の活性が上がり、釣りにおいては大漁が期待できるのだ。
ただ釣りの腕前がいまいちの為 潮回りと釣果には関係がないのだが、釣れないときは潮回りのせいと納得している。