受験の季節と「奨学金」

受験シーズンが始まった。
既に私立小学校のお受験戦争は終わったところもある。

かなり昔だが、私は大学の授業料の一部を「日本育英会」と大学の奨学金制度の2本立てで借りていた。卒業後は1年(か2年だったと思う)の猶予期間の後無利子で10年かけて返済をするという約束だった。返済額はひと月10万を超えていたがなんとか払い終えた。卒業時には奨学金支払い不能時に備え生命保険に加入し、保険証は大学預かりとなっていたが体調不良や事故もなく無事に奨学金の完済ができた。
育英会は大変ありがたい制度だったが、2004年にこの育英会は廃止されている。

現在「日本育英会」「日本学生支援機構(JASSO)」と名称を変え無利子から有利子の「金融事業」となっている。返済不能、未返済者が増えたことも要因の一つだという。

現在、国立大学の授業料もそう安くはない。私が奨学金を借りた時代から消費者物価指数もうなぎのぼりだ。地方大学であれば学費以外にも様々な支出が重なる大学を卒業してすぐに返済義務が生じるため、就職浪人は論外となる。アルバイトで生活費を稼いでいる学生は少なくない。教育費と呼ばれる出費は親の世代でも結構深刻である。

加えて今は幼稚園や小学生から塾通いも普通になっている。

この時期電車の車内にちびっ子お受験戦士の姿をよく見かける。
受験が過熱していて、入れてしまえば幼稚園(小学校)から大学までの一貫校が樂という考えにもまあうなづけるが…

奨学金返済に苦しむ若者が増えるのは社会問題でもある。
韓国の受験戦争のようにならないことを願うばかりだ。