春分の日

今年(2024年)の春分の日3月20日の水曜日となっている。
春分は、太陽の動きをもとに1年を24分割した暦(「二十四節気」において一年のはじまりの季節となる。

春分の日「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日だそうだが、そう思っている人はほとんどいないだろう。
天文学的に昼夜の長さが同じになる日と思っている人が大半だ。
(実際は昼の方が少し長い)
また、宗教各派でもこの春分時期彼岸時期としてお墓参りが行われるので、先祖供養の日と考えている人も多い。
しかし子供たちに至っては「学校が休みの日」くらいの認識かもしれない。
(自分も昔はそうだった…)

春分の日を境に温かさが増し、草木や生物が元気になり五穀豊穣を願う。
極楽浄土と現世が交わる(近づく)春分の時期は、ぼた餅を供えて先祖供養も行う。
日本の風習や言い伝え、習わし事は学ぶべきことではなく大人になるにつれ体に馴染んでくるものなのかもしれない。

春の到来とともに新しい年度が始まり別れと出会いが交錯する時期でもあるが、この1年の始まりの時節の春分に、国民の祝日の意味と日本の文化風習を考えるのも悪くはない。