成長段階に合わせた矯正治療
私たちの身長(骨格)・体重は常に一定のスピードで増えているわけではありません。
実は急激な成長と、緩やかな成長を繰り返し成長するのです。
急激な成長の時期は乳幼児期(0歳〜幼稚園)と思春期(小学生高学年〜中学生・高校生)です。
緩やかな成長の時期は小児期(小学生低学年〜小学生高学年)と思春期以降(大学生・成人以降)になります。
個人差や男女差もかなりありますが、身長(骨格)・体重の成長にはスパート時期があるのです。
生まれたての赤ちゃんの身長は約50cm位ですが2歳から4歳までに約100cmとほぼ2倍になります。
また、思春期になると「性ホルモン」の分泌が盛んになり成長速度が急加速します。
(これを思春期成長といいます)
これを図にしたのを『スキャモンの発育曲線』といいます。
この図の一般形と書いてある曲線(緑色)が身長・体重の増加時期を表します。
矯正治療の最終目標は 個々人に合った永久歯の美しい歯ならびの獲得です。
それぞれの成長ステージで、将来のきれいな歯並びの為にすることがあるのです。
保育園・幼稚園時期
この時期は乳歯が生えてくる時期です。この時期は虫歯を作らないようにすることが大切です。
小学生低学年時期
一番奥に生えてくる6歳臼歯と呼ばれる大きな歯に虫歯を作らないようにしなければいけません。
小学生高学年時期
混合歯列時期ですが、永久歯の数の方が多くなってくる時期です。矯正医も積極的に治療に関与させていただく時期になります。
中学生時期
急激な骨格成長の後半時期です。
矯正ではこの時期はとても大切です。
高校生時期
大人の骨格が完成に近くなり、骨格系も成長しているためで歯並びの治療がやりやすい時期です。
20歳以上
ほぼ大人の骨格が完成する時期になります。
ぜひ成人矯正でもあきらめずにご相談ください。