免疫の働き
コロナ禍で、ワクチン接種による免疫獲得に注目が集まっている。
そもそも免疫とは体に侵入した悪者を退治してくれる防衛機構のことをいう。
免疫には、もともと備わっている免疫(自然免疫)の他に、ワクチンなどで獲得できる免疫(獲得免疫)がある。
コロナに打ち勝つにはこの2つの免疫力を強化する必要がある。
ワクチン接種が先になってしまうならば、今できることは 出歩かないことと、自然免疫の強化しかない。
ケガをしたり、病気になったりすると免疫細胞が反応して働き出す。
しかし、加齢と同時に免疫細胞の反応速度は低下してしまうのだ。
20歳台と比べると40歳台では 1/2 、70歳台では 1/10 になってしまうらしい(東大薬学部の研究より)。
高齢者は自然免疫の反応が遅いため、感染するとなかなか治らないのだ。
したがって、高齢者は早めにワクチンを接種して獲得免疫を得るしかない…ということです。