鵬圖舎展(ほうとしゃてん)

先日、東京八重洲口の田中八重洲画廊で開催された書展に伺った。
高校同期の書家の友人が 大病後に開催する書展だった。
「書」をはじめとする芸術には無縁だが、気軽に話せる芸術家が同級生というのはなんだか嬉しくまた誇らしい。彼が書したと思うと全てが素晴らしく見える。

題材は「高原寛子」「源実朝(みなもとのさねとも)」の歌だった。
「高原寛子」に関しては失礼ながら存じ上げなかったが、実朝(さねとも)は鎌倉時代の歌人としても有名だ。
ちょうどNHKでも鎌倉時代の歴史を放映しているので実にタイムリーだ。
たぶん 実朝(さねとも)より友人の方が達筆だと思いながら、
昔習った かすかな日本史の記憶のひとかけらを 友人の「書」を通して見つけた感じがした。