穴八幡宮の「一陽来復(いちようらいふく)」

東京メトロ東西線の早稲田駅の近くに 穴八幡宮という社(やしろ)が鎮座する。
その穴八幡宮では、毎年12月の冬至から2月の節分まで頒布(りょうふ)している「一陽来復御守」というお守りがある。
冬至よりも前、節分よりも後には授かる事ができないお守りである。
そのお守りを冬至や大晦日、節分の夜中の日にちをまたぐ瞬間に指定された方角に向け貼り付けるとご利益があるという。

一陽来復御守は、他に類例の無い全国唯一のもので、その年の定められた恵方に向けてお祀りするとお金繰りが良くなるといわれていて、商売繁盛・金運上昇のお守りとして人気なのだ。頒布(りょうふ)時期は長蛇の列になる。

平安時代、源義家(みなもとのよしいえ=八幡太郎)が奥州の乱を鎮圧し、この場所に兜と太刀を納めて八幡宮を祀ったのが穴八幡宮のはじまりといわれており、徳川家光が、幕府の祈願所としてから歴代将軍が参拝するようになった歴史ある社務所であり、現代のパワースポッとなっている。

こういうお守りは疑ってはいけない。
素直な心で祀らなければ…