保険証廃止法案

保険証廃止法案が4月27日に衆議院本会議で賛成多数により通過したらしい。
(立憲と共産は反対、自民・公明・維新・国民は賛成)
これにより審議は参議院に移った。
マイナンバーカードに紐づけされた保険証(マイナ保険証)に移行するのは時間の問題となった。

よく考えればデジタル化の流れでこうなることは仕方がない
保険証や免許証などは一つにまとめても問題ないし、色々な公的書類の申請も簡単になる。
しかし、デジタル化移行(マイナ保険証移行)によって様々な混乱高額設備負担が強制的に求められることが一番の問題だ。

個人開業医レベルでのこの負担は馬鹿にならない。
物価上昇が止まない今この施策を行うのであれば、システム移行に関する諸経費は全額国費とし、速やかに支払いができるようにしていただきたい。
IT補助金などの補助金施策もあるが、非常に不透明でわかりずらい行政書士や中小企業診断士のためのシステムで、医療法人は使えないなど平等性に欠けるし、申請しても通らないことのほうが多い。
(行政書士や中小企業診断士の方には申し訳ないが、通常個人開業医にはあまりご縁が無いため、個人的にそう思えてしまう私の一方的な感想なのでお許し願いたい)

マイナ保険証使用の為の顔認証の機械には補助金が多少出るが、システム変更の中の一部金にしかならず、しかも半年経過してもまだ音沙汰なしだ。
日本の医療体制は本当に大丈夫なのだろうか…? と思ってしまう。