穴八幡宮と流鏑馬と『一陽来福御守』

難しい読み方だが「流鏑馬」と書いて「やぶさめ」と読む。
走る馬上から矢で的を射る古式弓馬術のことで、誰でも聞いたことはあると思う。

源頼朝(みなもとのよりとも)ゆかりの鎌倉鶴岡八幡宮の神事としての秋の流鏑馬(やぶさめ)が有名だが、そもそも走る馬の上から矢で的を射る射技(競技)は平安末から鎌倉時代に武士の間で盛んに行われていたようだ。

江戸時代の八代将軍徳川吉宗は、この流鏑馬(やぶさめ)の儀式を制定し、はやり病(やまい)治癒祈願の為に奉納神事として広めたらしい。
この将軍家奉納神事である流鏑馬を、高田馬場(たかたのばば)で行ったのが穴八幡宮神事流鏑馬の初めであるという。(穴八幡宮の歴史から)

以降厄除け行事として、また徳川家の繁栄を祈願し将軍家若君誕生の折に流鏑馬(やぶさめ)が奉納されるようになったという。

さて、この高田馬場(たかたのばば)の穴八幡宮が冬至祭の日から節分まで配布する『一陽来福御守』は最強の「御守」と言われていると聞いている。
なんでもこの御守は、福神様の打出小槌に起因するものらしい。

因みに当医院でも恵方に向けて『一陽来福御守』をおまつりしております。

信じるか信じないかはあなた次第です。