霜降(そうこう)
「霜降」と書いて「そうこう」と読む。
吉本の漫才コンビの「霜降り明星」のことではない。
サシが入った(赤身肉の中に脂肪が散らばっている)肉塊のことでもない。
カレンダーの10月23日に「霜降」と書いてあるが、ほとんどの人は「しもふり」と読んでいるのではないだろうか?
冬に向けて気温が一気に下がる10月下旬ごろ〜11月上旬ごろの時期を「霜降(そうこう)」と呼ぶ。
春夏秋冬の四季を さらに細分した「二十四節気(にじゅうしせっき)」のひとつが「霜降」だ。
「二十四節気」は春夏秋冬の四季をそれぞれ6分割(1年を24等分)して、それぞれに季節時候に因んだ名前が付いている。
春夏秋冬の始まりはそれぞれ「立春」「立夏」「立秋」「立冬」という。
聞きなれない「霜降」より 身近でよく使う「二十四節気」の言葉である。
暦の上では「霜降」は秋の終わりの時期であり、次の「立冬」は冬の始まりの時期となる。
「霜降」の時期は紅葉の時期と重なるらしいが、今年は暑さが続き紅葉が遅れているようだ。
しかし季節の移ろいを暦上で表現するなんて、なんと風雅なことだろう…
日本的と言いたいところだが、実は中国で農作業の目安として生まれた言葉だそうだ