春眠暁を覚えず
「春眠暁を覚えず」(しゅんみんあかつきをおぼえず)とは
「春は眠り心地がよく、朝に気づかず寝過ごしてしまう」
という意味だが、この漢詩に続く先があったことを今知った。
中国の詩人、孟浩然(もうこうねん)が詠んだ起承転結の4句からなる漢詩である。
出だしの句は誰しも聞き覚えがあるのではないだろうか。
春眠不覚暁(しゅんみんあかつきをおぼえず)
処処聞啼鳥(しょしょていちょうをきく)
夜来風雨声(やらいふううのこえ)
花落知多少(はなおつることしるたしょう)
何となくイメージは湧く。
確かに今の季節に合致した詩である。
新年度が始まり新卒が社会でスタートを切る今の時期、最も退職代行業者が忙しい時期だという。出社時間や勤務内容、人間関係などの乖離の為に出社せずに退職代行業者に依頼して退職してしまうらしい。
「24時間働けますか?」というTVコマーシャルが流れていたのは昭和の時代だったかどうか覚えていないが、令和時代にはそもそも無理があるようだ。
体育会系のノリで働く会社は敬遠されてしまう傾向があるのだろうか…
言い訳に「春眠暁を覚えず」…と言ったら即クビだろう。