歯の痛み
歯の痛みには多くの原因があります
大雑把に分けると以下のようになります
①虫歯の痛み
最も多く、我慢できないのがこの痛みだと思います。歯の真ん中にある神経が露出してくると鋭い激痛(鋭痛)が出現します。対処としては、麻酔をして歯の中心にある歯髄(しずい)という歯の神経を除去します。
②歯肉の痛み
むし歯が歯の神経まで進行して感染をおこすと、歯の根元付近の歯肉が腫れてきます。腫れが生じると周囲組織に圧力がかかり痛みを生じます。対処としては腫れを引かせる処置をした後、歯の内部を消毒する処置をします。
進行が大きい場合は歯を抜かなければいけない場合もあります。
むし歯でなくても、歯槽膿漏(しそうのうろう)で歯ぐきが腫れる場合も多くあります。
動揺が大きい場合は歯を抜かなければいけない場合もあります。
③その他の原因の痛み
歯の動揺、傾斜、過度の咬合圧、によっても痛みが誘発されます。
歯の破折や骨折、腫瘍、三叉神経痛や顔面神経痛なども痛みを生じます。
三叉神経痛はかなり痛い神経症状で、歯の痛みと間違えることもありますので注意が必要です。
口腔粘膜や舌に生じる痛みもありますので、歯医者さんによく相談してください。