盂蘭盆会(うらぼんえ)

「お盆」には先祖の霊があの世(浄土)から この世(現世)に帰ってきて、家族と共にひとときを過ごし、再びあの世(浄土)に帰っていくと言われている。
この諸行事のことを「お盆」といい、正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)という。

「お盆」の時期に家に帰ってきた先祖の霊に、生前のご恩に対する感謝の気持ちを込めて供養するのが昔からの習わしだ。

「お盆」の期間は地域によってさまざまで、所沢地区でも7月に行うところも多い。

若い人は 「お盆休み」「夏休み」と考えている人も多く、家族親戚が集まり一緒にお参りするということは少なくなっているように思う。
集合住宅が多い為か、迎え火を焚き盆提灯にも明かりを灯したり精霊棚にお供え物をするという風景は、この辺でもあまり見かけない。

加えて お墓を持たないという次世代の風潮もあり、「墓じまい」をする人も最近多いので なお更だ。

「精霊流し」という昔のフォークソングも今の人には意味不明かもしれない。

将来的には「お盆」の風習も変わってくるのだろう…