「マイナ保険証」は毎回提示して下さい

「マイナンバーカード」による「電子確認」手続きが終わり、めでたく「マイナ保険証」として使えるようになった次のステージをご説明致します。

今までの健康保険証なら、月初めの受診時に1回提示すればよかったのですが、「マイナ保険証」受診のたびごとに医療機関の窓口にある顔認証付きカードリーダーに置いて本人確認をする必要があります

「毎回ですか?!」・「かえって面倒!」と思われる方も多いと思いますが、患者さんの負担割合や資格喪失の有無が瞬時に確認できるメリットがあります。
医療機関側としては、資格喪失の保険証使用の為に生じるレセプト返戻が無くなり、事務負担の軽減につながります。(この資格喪失受診ですが、結構あるのです…!
患者さん側としては、有効期限切れの保険証での受診が無くなり、医療費が自費負担になるのを防げます。また誤投薬、重複投薬等のリスクや無駄が無くなるメリットもあります。
更に、マイナ保険証での受診の方が窓口負担金が少しだけ安くなります

マイナンバーカードのICチップには「電子証明書」という「本人確認機能」が備わっています。
「本人確認」の情報として、本人の顔写真データ情報、氏名、性別、生年月日、保険者名、被保険者番号、一部負担割合、資格取得・喪失日、また医療情報として処方薬、特定検診情報、医療機関名、受診歴などが一元管理されているのです。

政府は「2024年秋に現行の健康保険証の廃止を目指す」という事を表明し、マイナンバーカードと一体化した保険証に切り替える方針になっています。

是非面倒くさがらずに、医療機関を受診の際は「マイナンバーカード」に紐づけされた「マイナ保険証」のご提示をお願いいたします。