病は口より入り禍は口より出ず

「病は口より入り禍は口より出ず」(やまいはくちよりいり わざわいはくちよりいず)、などという言葉を聞いたことがありますか?
「病は口から」とは、病気は口から入った病原菌が原因で起こるということ。
「口は禍の元」とは、うっかり言ってしまったことが災難を招くということ。
それを一緒にした言葉が「病は口より入り禍は口より出ず」です。

口は体内への入り口であり、ここから入るものが全身に影響を与えます。
栄養素も口から入りますが、病原菌も口から入り込みます。
身体の健康を保つには、口腔内環境はとても大切なのです。

因みに国民病とも言われる「糖尿病」は口腔内の歯周病を治療することで HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の数値改善ができるという論文も多くあります。

因みに HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)とはヘモグロビンにブドウ糖がくっついたもののことです。

糖コントロールの程度を判断する健康診断の基本検査項目の一つで、正常範囲は 4.6〜6.2% です。過去1-2ヶ月の血糖値の平均を反映する数値で、変動の少ない数値です。

糖尿病予防に糖質コントロールの他に歯周病治療をされることをお勧めします