「仕事ができるようになりたければ釣りをしろ」

書店を覗くと多くのビジネス本、スキルアップ本、リーダーシップ本を目にする。
多くはカリスマ社長の成功の秘訣、ビジネスの成功事例、成功するリーダーの思考とは…といった後付け解説本だ。
勿論、先人の成功者に学ぶことは大切であるし、「これは!」と思う書籍もたくさんある。

リーダー本やビジネス本について語れる資格は持ち合わせていないが、この書籍は面白い。
成功の後付け解説のビジネス本ではないからだ。
日常の「釣り」という趣味と成功者(釣りで言えば竿頭)の共通点を解説している。
時々刻々と変化する海の状況や、思わぬ根掛かりやお祭り(釣り用語で糸が他の釣り人とからむこと)の対処は会社が窮地に陥った時の対処と似ている。

たぶん、釣りとビジネスが似ているならば、釣りでなくても麻雀だっていいのかもしれない。
成功したい、たくさん釣りたい、麻雀で勝ちたい… と思うのは相通ずるものがあるからだ。