健康保険証の廃止(2024年12月)

4月18日の参院厚労委員会で武見敬三厚労大臣が「マイナ保険証の利用率と関係なく今年(R.6)の12月に現行の健康保険証を廃止する」という答弁をおこなったという記事を目にした。現行保険証を廃止し新しい保険証(マイナ保険証)に切り替えるだけではなく、今後運転免許証等も統一され、更に行政のサービス等(補助金等)をスピーディーに享受できるようになるらしい。

医療の受診に際しては確かに現行保険証だけでもいいと思うかもしれないが、有効期限切れや退職・職場変更等に伴う保険証の変更等で、毎月必ず保険請求の差し戻しがあるのも事実だ。受診者本人も有効期限切れや保険の無資格期間に気が付いていないことがほとんどだ。
これが結構医療機関側としては面倒な事務処理になるし、請求金額の授受が大幅に遅れてしまう。
保険証の確認ができなければ正規の医療費を請求できなくなり、医療機関側のマイナスになってしまうのだ。
保険の有効期間内かどうかが受診時にわかるのは医療機関にとっては大変ありがたいのです。

長く続いた現行医療受診の慣習を変えるのは大変だが、受診側でもメリットの方が大きいのではないだろうか?
時代が進むにつれ環境も変化する。
環境の変化に適応しなければ生き残れないのは1800年代のダーウィンの「進化論」でも明らかだ。
人間も含めた生物は、より環境に適応したものが存続するのは歴史が証明している。

是非、医療機関を受診する際はマイナンバーカード(マイナ保険証)を持参していただきたい。そうすれば受給資格の確認がその場ででき、医療の保険治療享受がすみやかに行えるのです。