『歯生え薬』

ついに時代がここまで来た!!  2006年に京都大学の山中教授がips細胞を発見しノーベル医学・生理学賞を受賞して以来の衝撃的ニュースだ。いずれは歯を失ったら病院で注射を打って歯が生えてくるのを待てば良い時代がくると半分冗談で思ってはいたが、ずっと早く実現しそうだ。

今年(2024年)9月から京大医学部附属病院で「歯生え薬」の治験が始まるという。「毛生え薬」は頭皮に塗るが「歯生え薬」は注射らしい。

ips細胞とはまた違ったアプローチ方法で元々歯が無くても、抜けてしまった後でも存在するという「歯の芽」を活性化して歯を生やすという夢のような薬だ。(2024.5.2のニュース発表)

生まれつき歯が欠損している『先天性無歯症』の患者向けに2030年の実用化を目指すというから実用化も遠い未来の話ではない。
当面は『先天性無歯症』に限って保険適応となるらしいが、自費だと150万くらいになるのでは…という話だった。(テレビのニュース談)

次の歯科医の世代は治療の方法が様変わりするだろう…