「クレオパトラの夢」

古代エジプトの王をファラオと言い、男性がなるのが慣例だった。
しかし古代エジプト王朝の後半には野心をもった王妃たちが女王として君臨するようになった。
その古代エジプト最後の王朝はプトレマイオス王朝で、その女王(ファラオクレオパトラ7世である。

一般的にはクレオパトラ7世のことをクレオパトラと呼んでいる。
このプトレマイオス王朝はローマのオクタビアヌスに敗れ終わりを迎える。

ローマ帝国の将軍シーザーとプトレマイオス王朝のクレオパトラの大恋愛映画はあまりに有名だ。
(そういえば「ハムナプトラ」というVFXを取り入れたエジプト題材のアクション(?)映画もあったがゾンビミイラとスカラベしか記憶にない…)

クレオパトラは毒蛇の毒で自殺してしまうが、最後はどのような未来の夢を描いていたのだろうか?
ファラオとしての栄華を夢見たのか、女性としての愛を貫き通したかったのか、または別の秘めた夢があったのか…、本人に聞く術はもはやない。

ジャズ・ピアニストのバド・パウエルの楽曲「Cleopatra’s Dream」(クレオパトラの夢)という有名な曲がある。次回のサックス発表会の曲にはこれを選んだ。
(因みに初回発表曲は「Recado Bossa Nova」、2回目の発表曲は「Desperado」で挑戦した)

「Cleopatra’s Dream」はジャズではスタンダード・ナンバー中のスタンダード・ナンバーと言われている。
興味のある方は是非「Cleopatra’s Dream」を聞いてクレオパトラ気分を味わっていただきたい。