医療はどこに向かうのか?

医療はどこに向かうのか?

最近の医科・歯科は、扱う領域が細分化されすぎて一人の患者さんをトータルで診療するということができなくなってきているのではないかと懸念する。

GP( General Practitioner) とはイギリス発祥の言葉で平たく言うと「かかりつけ医」または「一般医・総合医」と訳されている。
GPが専門とする科のことを総称して 「General Practice」 という。
GPの対義語は英語は 「specialit」「specialty doctor」「medical specialist」などだろう。

地域の開業医は大学の医師・歯科医師などと比べて専門性がないように誤解されることもあるがそれは大きな間違いである。
医科大学、歯科大学を卒業すると研修医(resident)という身分になり、指導医(attending doctor)のもとで経験を積む。
新卒のドクターは、ある程度の経験ができると社会貢献段階となるが、専門性を追求するには更なる経験が必須なのだ。

内科を標榜しながら「呼吸器内科が専門」、とか「消化器内科が専門」とか、歯科の場合なら一般歯科を標榜しながら「インプラント専門」とか「小児歯科専門」とかである。

これらを「医療の細分化」と呼ぶが、はたして医療の方向性は正しいのか?
特に歯科の場合はこれ以上細分化できないほど細分化されている。
「木を見て森を見ず」とならないようにするのがGP(一般医・総合歯科)の大きな役割だと痛切に感じる。

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当医院の場合もGP(一般医・総合歯科)を標榜しているが、専門的な研修が必要な「矯正専門医」や「インプラント専門医」 また「インプラント専門歯科技工士」も在籍しています。
地域のホームドクター的役割を担いつつ専門性のある治療も行っています。
セカンドオピニオンも含めぜひともご相談いただきたいと思っております。